■ 日焼け差分 ■ ■ 日焼けぶっかけ ■
・・・朝。いつもの通りに私の顔に眩しい光が差し掛かる。
その光に私の身体は反応するが、まだ完全な目覚めには至らない。
その光の差す、明るくなった部屋の中に二つの人影が現れ、私の方へ真っ直ぐに歩み寄ると・・・まだうつろな意識の私をすぐに起こすわけでもなく、
身に着けている衣服を剥ぎ取り始めた。その手つきは手馴れたもので・・・するすると言う衣擦れの音が少ししただけで、私はあっという間にその目前に
ほとんど全裸の姿を晒されてしまっていた。
その人影は私の裸体を見て襲い掛かってくる訳でも無く・・・黙ったまま、それぞれの股間をもぞもぞとまさぐったかと思うと・・・
ぽろん、と自らのペニスを取り出した。そのペニスはすでに大きく勃起し、私の身体に対して欲情しきっていた。
そしてそのペニスをぎゅっ、と握り締め・・・私の身体をオカズに・・・恥ずかしげも無く、私の部屋の中でオナニーを始めた。
私はその、ちゅくちゅくと言う・・・彼らが先走りで濡れたペニスをこすりあげる音をぼんやりと聞いていた。
うっすらとした視界の中で・・・二本の腕が必死にペニスをこすりあげている。
その先端は私の身体に向けられて・・・いつでもその絶頂の中身を私の身体にぶちまけられるように準備は整っていた。
激しい欲情の様子に反して、静かな呼吸音だけが部屋を包み込む・・・。
その相反する様子は、むしろその欲情の必死さをより醸し出していた。
私は身体をさらけ出したまま・・・彼らのオナニーをゆったりと鑑賞していた。
彼らの視線は忙しげに、私の胸元と・・・うっすらと毛の生えた股間を行ったり来たりしている。
『男の子っていうのはホント・・・そこにしか興味が無いんだから・・・。』
私はその視線を追いながら、そんな事を考えていた。いわゆるヌキどころ・・・それを求めて彷徨う悲しいオスの本能・・・。
私の身体に存在する、ただその二点を注視して、彼らはその子種を私というメスに撒き散らすのだ。
そうしているうちに・・・今日のヌキどころを発見したらしい。彼らの手の動きは、射精に向けてますます早くなった。
『あ・・・。イクんだ・・・。』
私は彼らの絶頂を察する。そしてそのまま、そのペニスから精液が放たれるのをじっと待つ。
この男の子の絶頂が満ちるまでの何とも言えない間・・・。ちょっとドキドキしながら目を瞑る。
耳に響くペニスの音・・・そして、彼らの絶頂の嗚咽。
『う・・・っ。おお・・・っ・・・!』
同時にそれぞれの尿道から・・・びゅるっ、と精液が飛び出した。
白く粘っこいそれは、空中でも途切れることなく長い糸を描きながら・・・私の身体に降り注いだ。
精液の生暖かい感触が・・・私の身体に染み込みはじめる。
その暖かさはやはり・・・彼らの興味の中心、、胸と股間に集中して感じられた・・・。
ぺちゃぺちゃとペニスから精液が降り注ぐ音・・・と同時に、彼らの射精の息遣い・・・。
男の子は射精する時、そのリズムに合わせて息を止めるのをいつも不思議に思う。はうっ、はうっ・・・って。
気持ちいい行為のはずなのに・・・その息遣いだけを聞いていると、苦しそうな感じを受けてしまう。
その息遣いも暫くすると止んで・・・私への射精は終了したようだった。
そこで私はゆっくりと目を覚まし・・・。
「おはよ・・・。今日も元気に出したね、キミ達は・・・。」
そして精液でどろどろになった身体をゆっくりと起こす。
朝っぱらから精液の生臭い匂いに身体が包まれてしまっても・・・これは、仕方の無い事だった。
『優希姉ちゃん・・・いつもゴメンね。』
「分かってるわよ・・・。ここで一回は抜いておかないと・・・キミ達のそれ、いつ爆発しちゃうのか分かったものじゃないもん・・・。」
この言葉に彼らはまた、いつもどおりの誘いをかけてくる。
『だ・・・だったら、そろそろ俺達としてくれても・・・さ。その・・・最後まで・・・。』
「・・・いっつも言ってるけど・・・それだけは、まだダメっ・・・!」
間髪入れずに断りの言葉を発する私。
ここで、この事情の中身を話すと・・・彼らは私、綾瀬 優希(あやせ ゆうき)の幼馴染である、少し年下の双子の兄弟。
いやらしい話だけど、それなりにお金のある家の子達なので・・・私の親は是非とも、こいつらと私をくっつけたいと思ってる。
ああ・・・ここばかりは自分の親ながらがっかりする。
で・・・具合がいいのか悪いのか、こいつらもこいつらで何故か私以外の女の子には見向きもしなかったりする。
だから今でもこうして隙を見つけては私への誘いをかける事だけは忘れない、と。
しかも・・・お互いに私を取り合う、というような関係で意識しているみたいで何かと私へのアピールを競い合っている。
そのせいか、そのアピールも結構度を越しているかもしれない、と思うこともしばしば・・・。
しかし、その事に対して厳しい言葉をかけたとしても
こいつらはよく訓練された犬の様にこちらの様子を伺いながら・・・しつこく、大人しく付いてくる。
私も喧嘩ばかりしている割にはこいつらとの関係は嫌いじゃない。
けど、それだけの理由でくっつけられるって言うのは・・・中途半端な気持ちが拭いきれないので、そのままで今に至る。
ならば何故もっとはっきりと断りを入れないのか・・・それは私自身にもよく分からない。
別に、今のこの関係の距離はそんなに気持ち悪くもないし・・・何となく、で続いちゃってるものだと思う。
「・・・いい?いくら私の親が悪い顔して無くても・・・私は、私なんだからねっ!私が納得しない限りは、これ以上の関係は無しっ!」
『そ・・・そんな・・・。』
さっきのオナニー中の気持ちよさそうな顔とは変わって、しょんぼりした顔になる彼ら。
私は、きつく言い過ぎたつもりは無いんだけど・・・その表情の変化にちょっと可愛そうなものを感じた。・・・と思ったら。
『俺らの精液まみれの顔で言われても・・・全然説得力ないよ。・・・優希姉ちゃん。』
『うん・・・俺もそう思う。いつもさせてもらって悪いけど・・・。言わせてもらうと・・・言葉ほど・・・嫌じゃなさそうなんだもん・・・。』
「なっ・・・。何でそう思うのよっ!」
その生意気な口をふさぐように・・・私は彼らの顔に、手元の枕を投げつけた。
「・・・おっ・・・幼馴染だから仕方なくさせてあげてるんだからっ!ああ、もうっ・・・!シャワー浴びてくる時間なくなっちゃうから・・・
あんた達はさっさと学校に行くのよっ!・・・いいわねっ!?」
そして私は部屋のドアをばたん、と閉めた。私達のやりとりは、毎朝こんな感じ。
私のこう言う態度も状況をややこしくしている一因だって言うのは分かってるけど・・・なんだか、素直になれない。
私側か、あいつら側のどちらかにでも・・・事態が転がっちゃえば何とかなりそうな気はするんだけど・・・。
そんな事を考えながら・・・身体にまとわり付いた精液を拭い落とす。この粘っこい感覚も、もう慣れっこになった。
「やっぱ・・・あの時、最初に甘えさせた私が原因なんだろうなぁ・・・。」
指にまとわり付く精液をにちゃ、にちゃと弄びながら・・・私はあの日の事を思い出していた。
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