● 妊娠OKかおりさん その1 昼下がりの営み ●

 

■ めがね差分 ■       ■ 射精差分 ■

 

「か・・・かおり・・・。何もこんな明るいうちからしなくったって・・・。」

私の腰の下で、夫が気だるそうに口を開きます。

「だ・・・だってアナタってばこうでもしないと・・・私の相手をしてくれないんだもの・・・。」

私のオマ●コには・・・微妙に勃起し切れていないペニスが挿入されていました。

この山科の家に嫁いできてから私と夫の関係は・・・あまり情熱的なものではありませんでした。

私自身も夫を選んだ理由が『大人しくて、家庭人として無難そう』だったからなのですが・・・いざ一緒になってみると

ちょっと性生活の方があまりに淡白だったのには・・・まだそう言った方面の欲が旺盛なこの身体には・・・少し辛い夫婦生活でした。

 

しかも家の主だった収入が朝の早い仕事という事もあってか、夫は夜も早くに就寝してしまって・・・

ますます夫婦の営みというものを行うチャンスは失われてゆくのでした。

 

だから・・・私はこうしてまだお日様も高いうちから夫の身体を求めない事には・・・交わる事が出来なくなっていたのでした。

夫は普段であれば、少々の昼寝をしてから再び畑仕事に向かう事になっているので・・・

私とのこのセックスは、その貴重な休み時間を奪われるという形になってしまっていました。

そんな、無理に付き合ってもらっているというのを分かっているからこそ、このちょっと柔らかなペニスに文句を言う事も出来ないのですが・・・。

 

「ん・・・んぅ・・・っ。ね・・・アナタ・・・っ。もうちょっと頑張ってくれないと・・・オマ●コからオチン●ン・・・抜けちゃうよぉ・・・っ。」

『そ・・・そう言われても・・・。俺・・・疲れてるしさぁ・・・。』

 

一応夫も私の欲求不満には気付いてはいるのか、そんな私の機嫌を損ねないようにしようと努力はしているのですが・・・。

どうしてもその義務感を捨て去る事は出来ずに、猛々しい男性器、というイメージからは程遠い勃起となっていたのでした。

 

「ん・・・ふっ。ん・・・ふっ。」

 

私は何とか少しでも夫のペニスを感じ取りたくて、ぬる・・・ぬると膣壁をその張り切れてない肉棒にこすり付けます。

しかし、ちょっと力を入れてペニスを締め付けても・・・ふにゃり、という感触があるばかりでペニスは私のオマ●コから逃れてしまいます。

 

「あ・・・ダメぇっ・・・。もっと・・・もっとオチン●ン感じていたいのにぃっ・・・。」

 

そうしてのらりくらりと私の攻めから逃げようとするペニスを必死に押さえつけようとしていると・・・ペニスはあっさりと降参しました。

・・・悪い方向で。

 

とぷん・・・とぷん・・・と膣内で生暖かい液体が流れ出るのを感じました。

「やん・・・!アナタ・・・射精・・・しちゃったの・・・?」

『いやぁ・・・。かおりのオマ●コが凄く刺激してくるから・・・思わず・・・。』

 

この射精は、びゅっ、びゅっ・・・と言うよりは・・・勢いが無く・・・とろりと流れ出る感じでした。

折角の膣内射精なんだから、もうちょっとその感動があってもいいようなものの・・・。

夫は日々の忙しさで、そう言った一般的な男性ならば当然に感じる部分も失ってしまったのでしょうか・・・。

 

私は色々と消化不良な感じを拭いきれないまま・・・私の膣口から抜け落ちる、硬さを完全に失ったペニスを黙って見つめていました。

夫はとりあえず射精をし終えて、ひとつ義務を終えた開放感からか・・・下半身を丸出しにしたまま、既に寝入ってしまっていました。

私は何とも言えない気分でその濡れたままの夫の下半身の後始末をし、下着を穿かせました・・・。

 

と・・・その時。

 

庭の茂みの中に何かがうごめく音を聴きました。私はその気配に慌てて下着を付けて・・・その音のした方に目を向けました。

猫にしてはちょっと音が大きなようでした・・・。

 

「もしかして・・・。誰か・・・居る・・・?」

 

夫はこんなに大きな音がしたのに目覚める気配がありません。

やっぱり・・・昼間の人目のある時間になんかするべきじゃなかったのかも・・・。そんな後悔も、もう遅きに失してしまいましたが・・・。

私は仕方なく・・・その手に少しは相手に対する威嚇になりそうなものを手にし・・・庭に降り立ちました。

そして・・・そろりそろりとその者が居たらしい茂みへ近づくと・・・。

 

「・・・これは・・・?」

 

見覚えのある・・・白い液体が地面に撒き散らされていました。

 

「・・・誰かの・・・精液・・・っ!?」

 

やっぱり・・・私たちのセックスを覗いている誰かが居た・・・!

こんな時間にしていた自分が悪いとはいえ・・・私は、その事実に何とも言えない嫌な気分に襲われました・・・。

そして・・・はっ、と自分の姿を改めて意識します。あまりに無防備な、薄い衣服一枚だけのこの姿・・・。

こんなに欲情した誰かに襲われでもしたら私は・・・。今度は・・・ぞっとするような恐怖感に襲われます。

 

「や・・・やだっ・・・。あ・・・アナタっ・・・!!」

 

しかし・・・声がかすれてしまって部屋の中の夫を起こすまでには至りませんでした。

その恐怖感でガクガク震える膝は・・・私の身体の安定を崩しました。

 

「きゃぁ・・・っ!」

 

私は・・・その撒き散らされた精液の上に身体を崩してしまいました。

手に・・・頬に見ず知らずの男の精液が付着します。

放たれたばかりの精液だったらしく、そこにまだ残る生暖かさ・・・。そして、生臭さ・・・。

 

「や・・・っ!やだぁぁ・・・っ!!」

 

付着した精液から身体に染み渡る、犯されてしまったかのような嫌悪感・・・。

私は涙声になりながら・・・めったやたらと手を振り払ってくっついた液体を振り払います。

と、茂みの中に何かの感触を感じ取りました。小さな・・・何かでした。

 

「な・・・っ。これ・・・は?何・・・かしら・・・。」

 

もしかしたら、その誰かが残した物かもしれない・・・。

イザとなったらこれを出すべきところに出してみよう・・・。そう思いながら手を伸ばして見てみると・・・。

それは・・・お財布でした。中には少しばかりのお金と・・・一枚のカード・・・。

そのカードとは・・・。

 

「・・・学校の・・・学生証・・・?」

 

それは近所の学校のものでした。そこには名前も書いてあって・・・。顔写真まで貼り付けてありました。

その写真には・・・可愛い少年が写っていました。

 

「え・・・。じゃあ・・・この精液・・って・・・。」

 

ここに居た誰かの正体が分かった途端・・・この身体を覆う精液の匂いの印象が変わってしまいました。

嫌悪の対象から・・・淫らな興奮を呼び起こすものへと・・・。

この精液が・・・こんなに若々しく・・・可愛い男の子から放たれたものだったなんて・・・。

 

その侵入者の意外な正体のお陰で、私はこの不満の解消法を見出しました。

この学生証を元に私は・・・その持ち主を探し始め、そして今、彼らを呼び出す事になったのでした・・・。

 

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