■ 褐色差分 ■
この地位を手に入れた時・・・あれ以上の幸せは無いと思っていたのに・・・。彼らと出会ってから・・・この悦びを知ってしまった私の身体は
それが本当に・・・私の人生に只ひとつしかない幸せだったのかどうか、戸惑ってしまっていました。
戸惑いつつも、彼らと身体を重ねているうちに導かれた答えは・・・
その悦びの方を必要としている私の本当の心がむき出しになった事から・・・それは今更考えるまでも無い事でした。
そう思うと、私は衣装棚から・・・本当はこんな事で汚してはならない・・・思い出の詰まった、一着のドレスを取り出しました。
そのドレスを手に取りつつ、昨日の・・・彼らとの乱れた関係に思いを及ぼすと・・・私の心も、身体も・・・どちらもがその興奮を再び欲して・・・
たまらない気持ちになりました。もう彼らとの関係なくしては私のこれからは考えられなくなっていました。
言い訳のための交わりが・・・私にこんな変化を促してしまったなんて・・・。
そしてその交わりが・・・彼らにはまだ伝えていませんが・・・私の身体に本来求めていた変化をも、もたらしたのでした。
その変化は、予想していたものとは全く別の決定打となり得ました。彼らの存在が・・・私にとってもはや不可欠なものとなった事への・・・。
だから・・・これを身に着けて・・・今夜、彼らに本当の告白をしよう・・・。そう・・・心にその意思を刻み込んだのでした。
そして小屋に呼び出したときと同じく・・・私は彼らを再び呼びつけました。
今度は城の裏手の小高い丘の上・・・。月がうっすらとあたりを照らして・・・ちょっと不思議な風景でした。
その風景は・・・今から行う告白にふさわしい風景を形作っていました。
そこに彼らと私は向き合って立っていました。
今度の私は・・・ウェディングドレスを身に着けて・・・。
「・・・い・・・いかがですか・・・?今度の・・私のこの衣装は・・・。」
『もしや、そのお召し物は・・・アイリス様・・・。』
ふわり、とその裾を夜風に揺らしながら私は答えます。
「そうです・・・これは王との婚姻の時に用いました・・・。」
『そ・・・その様なお召し物を・・・何故・・・?』
「それは・・・こう言うことです。」
そう言うと私は・・・胸をはだけ・・・ドレスが身体を覆う部分のほとんどを脱ぎ去って・・・言葉を続けます。
「・・・私のお腹が見えますか・・・?この中に・・・今、貴方たちと交わって出来た世継ぎが・・・赤ちゃんがいます。」
その告白に・・・彼らの顔が明らかに変わります。
しかし・・・目の前の事実のその重さに・・・この事はいつかやってくる事が分かりきっていた事なのに・・・言葉が出ないようでした。
「・・・分かります・・・。貴方たちのような身分の者との交わりで王妃である私がその子を宿してしまうなんて・・・とんでもない事ですものね。
しかしそれは・・・初めに申したように・・・私からお願いした事。望んでやってきた・・・結果なのです。この事に・・・私は改めて感謝を述べたいと思います・・・。」
言いつつ、私はそっ・・・とお腹に手を置いて・・・。
「それよりも・・・私の申し上げたい事なのですが・・・。このお腹の子は・・・貴方たち、皆の子であると言ってもいいでしょう・・・。だから・・・この子の父は貴方たち・・・。」
この次に続いた言葉に・・・彼らは更に驚きを隠せませんでした・・・。
「と、なれば・・・。私も・・・貴方たち全員を・・・夫と認めたいと思うのです。」
そして私は彼らに対して、すっ・・・と身を引いて一礼をしつつ・・・誓いを立てました。
「私・・・アイリス・アッシュフォードは・・・貴方たちに対し・・・ここに婚姻の誓いをいたします・・・。」
風が・・・草を揺らしてざわめきました。
それはまるで・・・彼らの内心を表しているかのようなざわめきでした。
あまりの状況に・・・彼らの身体は固まったままでした。
彼らのほうからこの場を動かす事は出来ないようなので・・・私の方から再び動きます。
「私は誓いました・・・。今度は貴方たちから・・・夫として私を妻と認め・・・その印をこの身体に刻み込んで頂けますか・・・?」
そう言うと、私は草むらに横たわり・・・足を大きく広げて・・・濡れた股間をさらけ出します。
「どうしたのですか・・・?貴方たちはもう私の夫になったのです・・・。これまで以上に遠慮なく・・・私の身体を味わってくださいませ・・・。」
そうして・・・より大きく膣口を広げて・・・その濡れた中身を彼らに見せ付けました。
婚姻衣装を纏った王妃が・・・その発情した身体で自分たちを求めている・・・。
その淫猥な雰囲気を感じ取ったのか・・・彼らの股間が大きくなってゆくのが、それを覆う布越しにもはっきりと分かりました。
「ほら・・・。そんなに大きくして・・・。私にも見えますよ・・・。貴方たちのオチ●ポが私を欲しがっているのが・・・。
ね・・・?貴方たちはもう私の夫になったのです・・・。これまで以上に遠慮なく・・・私の身体を味わってくださっていいのですよ・・・?」
この言葉に・・・その衣服をようやく脱ぎ捨て、私の身体を求め始めた彼ら・・・。
こうして・・・私たちの婚姻の宴は幕を開いたのでした・・・。
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