■ めがね差分1 ■ ■ めがね差分2 ■
私・・・葛城 綾乃(かつらぎ あやの)は、この通いなれた学校の屋上で・・・多数の男子に囲まれていた。
彼らは一切の衣服を身に着けず、またその姿を恥ずかしく思うことも無く・・・私をぐるりと取り囲んでいた。
私も私で、その状況を特に異常と思うことも無く・・・身に着けていた制服のすそに手をかけて・・・一気に引き上げた。
しゅるっ・・・と言う音と共に、その布地の下にあった私の裸体が露になった。
その勢いですそに引っかかった乳房が、ぷるんっ・・・と彼らの目を刺激した。
『おおぉ・・・っ!すげぇっ!!乳だっ!・・・乳っ!!』
『綾乃さん・・・ホントに脱いでくれたよっ!』
『な・・・ナマの乳なんて初めて見た・・・っ!』
それぞれにどよめく彼ら。
私は半裸の姿を晒しながら、その彼らの言葉を耳に入れていた。
『ん〜・・・。ちょっとおっぱい出しただけで、盛り上がりすぎじゃないかなぁ・・・この人たち・・・。』
心の中で、そう呟く。しかしそれも仕方ない事かもしれない、と思った。
ここに集まっている彼らには、そう思える共通点があったからだ。
私が今ここに居るのも・・・それが原因だったりするんだけれど。
そして彼らはそれぞれにたっぷりと私の乳房を観察し終えると・・・次の展開を無言で要求してきた。
その視線は乳房より下・・・まだ布に覆われている、もう一つの興味へと注がれていた。
私はその熱い視線に・・・彼らのたっぷりの期待を感じ取り・・・
「やだ・・・。もうこっちも・・・見てみたくなっちゃったの・・・?」
と、少しじらすように下着に指をかけながら問いかけてみた。
すると、彼らは顔をぶんぶん振ってうなずいた。
「まぁ、私もキミたちのそれ・・・早く味わってみたいしね。いいよ、見せてあげる・・・。」
私も彼らの、その期待からすでに元気になっているペニスに目をやりながら答えた。
そしてかかっている指に力を入れて、するり・・・と下着をずり下ろした。
布で隠されていた最後の秘部が彼らの目の前に現れ、その視線が一斉に・・・乳房の時のそれよりもより強く、そこに注がれた・・・。
薄く生え揃った陰毛が・・・私の股間を彩っていた。
それを目にした彼らの興奮は・・・乳房のそれ以上に高まったようだった。
『こっ・・・今度は毛だ、毛っ!!』
『これが・・・マっ・・・マン毛っ・・・!!』
『綾乃さんにもちゃんと生えてるんだ・・・マン毛が・・・っ!』
「あ・・・。あのねぇ・・・キミたち・・・。」
人のそれを目の前でマン毛って・・・。
興奮しちゃって・・・気持ちは分かるんだけど、もうちょっと上品な言葉遣いは出来ない物なのかなぁ・・・。
普通の女の子の身体をそう評価されると・・・ちょっと微妙な気分になる。
しかし・・・こうして興奮の只中に立たされると、この姿も意外と恥ずかしくなかった。
周りみんなが同じ興奮で染まっているせいなんだろうか、と思った。
この異常な集まりは・・・今までの流れを追ってみると自然なんだか不自然なんだか、私の頭の中でもよく分からなくなっていた。
『この私がこんな事しちゃうなんて・・・。』
ここに至るまでの、始まりの一点は不慮の事からだった。
それは・・・私に告げられたこの一言。
『葛城綾乃さん・・・残念ですが、貴女は・・・亡くなってしまったのですよ。』
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